名古屋市北区の市営住宅の一室で、猫約40匹を不衛生な環境で飼っていたとして、この部屋に住んでいた40代の姉妹の2人が25日、愛知県警に動物愛護法違反(虐待)の疑いで書類送検された。

 2人の容疑は、4月上旬〜6月上旬、猫のふんや尿が放置された市営住宅の室内で、猫約40匹を飼育し、虐待した疑いがあるというもの。ともに容疑を認めているという。

 書類送検の前、姉は朝日新聞の取材に応じ、管理が行き届かなくなるまで増えてしまった猫の飼育の経緯などについて語っていた。

 姉によると、猫を飼い始めたのは、別の借家にいた約6年前。同居の妹が知人から3匹を引き取ったのが始まりだった。避妊・去勢手術は「妹から『手術をしたら猫が太る』と拒まれた」といい、しなかった。当初は雄と雌で分けていたが、「ケージでは可哀想」と感じて放し飼いにし、手術は猫が多すぎてできなかったという。知人に譲った猫が交通事故で死んだこともあって「猫を人にあげられなくなった」という。

 一緒に世話をしていた妹の体調が悪くなり、汚物の世話もなおざりになっていったという。姉は「猫には名前をつけ、誕生日も覚えていた」というが、「今考えれば甘かった。虐待になるとは思わなかった」と振り返った。

 周囲には影響も出ていた。市営…残り:407文字/全文:932文字

2018年9月25日19時17分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL9T4G9GL9TOIPE012.html

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