鹿島署と県警組織犯罪対策課、九州厚生局麻薬取締部は25日、大麻取締法違反(所持)の疑いで、杵島郡大町町大町、同町役場職員(25)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前9時10分ごろ、自宅で乾燥大麻少量を所持していた疑い。「私の物で間違いない」と容疑を認めている。

 県警組織犯罪対策課によると、職員は一軒家の自室でポリ袋(縦7・5センチ、横8・5センチ)に半分ほどの量の乾燥大麻を所持していた。また、吸引用とみられるパイプも見つかった。入手経路や所持目的などを調べる。

 職員は2012年4月、大町町職員に採用され、町立病院勤務を経て、昨年4月から生活環境課上水道係主事を務めている。逮捕を受け、大町町は「許されるものではなく、信頼を損ねたことを心からお詫(わ)びする。厳正に対処する」とのコメントを発表した。

 坂井清英総務課長は「仕事はまじめで活発だった。おかしな様子もなかったし、警察からの連絡はただ驚くばかり。申し訳ない」と話した。他の職員も一様に驚いた様子で仕事にあたっていた。職員からはこの日朝、「急用で休む」と連絡があったという。

9/26 10:10
佐賀新聞
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