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東北大学の食堂の看板メニューだったカレーがレトルトカレーとして復刻され、29日、東北大学で販売会が行われました。

タマネギと豚肉などが入ったこのカレー、仙台市青葉区の東北大学の川内キャンパスにあり、「貧食」の愛称で親しまれたプレハブの食堂で販売されていたもので、「貧食カレー」とも呼ばれ、多くの学生に愛されていました。
地下鉄工事に伴って食堂が平成20年で閉店となり、「貧食カレー」も姿を消しましたが、復刻を望む声が数多く寄せられたことから、大学の生協が大阪市の食品メーカーの協力でレトルトカレーとして、今月20日、復刻させました。

29日は復刻を記念して、川内キャンパスで、午前11時から販売会が開かれました。
会場には卒業生などが訪れ、試食用の「貧食カレー」を味わったり、「貧食」がパッケージにデザインされたカレーを買い求めたりしていました。

仙台市で暮らす30代の卒業生の男性は、「『貧食』でカレーばかり食べていました。懐かしい味ですね」と当時を思い出しながら味わっていました。
生協によりますと、今月20日から通信販売などで売り出した1200個はすでに完売で、29日の販売会に用意した300個も2時間半で完売したということです。

東北大学生協の宮崎研次長は、「多くの要望をいただき、やっと復刻できた。今後も販売を続けていきたい」と話していて、来月9日ごろから販売を再開するということです。

09月29日 16時50分
東北 NEWS WEB
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