アメリカ軍は、先月30日、中国が実効支配する南シナ海の人工島の周辺で艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を実施した際に、中国軍の駆逐艦がおよそ40メートルの距離まで接近したことを明らかにし、危険な行動だとして中国側を非難しました。

アメリカ太平洋艦隊は1日、声明を発表し、先月30日、アメリカ軍のイージス駆逐艦「ディケーター」が南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で中国が実効支配するガベン礁の人工島の周辺を航行した際、中国軍の駆逐艦が複数回にわたり攻撃的な接近を繰り返してきたことを明らかにしました。

声明によりますと、中国軍の駆逐艦が最も接近したときの距離はおよそ40メートルで、ディケーターは衝突を避ける措置をとったということで、アメリカ軍は危険な行動だとして中国側を非難しています。

アメリカ政府による中国軍幹部への制裁を受け米中の対立が激しくなるなか、アメリカ軍は先月下旬、2度にわたって南シナ海の上空で戦略爆撃機を飛行させ、中国側はこれに強く反発しており、今回の中国軍の行動で両国関係のさらなる緊張が懸念されます。

2018年10月2日 9時10分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181002/k10011654511000.html?utm_int=all_side_ranking-social_008

関連スレ
【南シナ海】米駆逐艦が「航行の自由作戦」=中国実効支配の南沙(スプラトリー)諸島付近 人工島から12カイリ以内を通過
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1538347847/