「スマホのブルーライトでは"視力が低下しない"とアメリカ眼科学会が発表した」。
そんなニュースがネット上を駆け巡った。
しかし、2日放送のAbemaTV『AbemaPrime』が同学会の記事を改めて翻訳してみたところ、「スマホからのブルーライトでは目は悪くならない」ということが書かれているだけだった。

坪田一男・慶応大学医学部教授は「今回発表された"目は悪くならない"は、スマホ程度では白内障などの重い病気にはならない可能性があるという話。
視力については関係ないだろう。ただ、重い病気にはならなくても、目の疲れを起こしたり睡眠を妨げたりするので、ブルーライトカットメガネは有効だ」と話す。

また、深作秀春・深作眼科院長は「オリジナル記事を読んでみると、コロンビア大学の眼科の先生が"ブルーライトは目に影響しない"というスリランカの先生の主張に対して"それは間違ったことだ"と言っている。
ブルーライトは非常に毒性が強く、目にとってまずいということも言っている。つまり、話題になっている翻訳記事と全く逆のことを言っていで、メチャクチャで話にならない。非常に恥ずかしい」と厳しく批判した。

そもそもブルーライトとは、可視光線の中でも特にエネルギーが強い光で、太陽光の他、パソコン・スマホなどの液晶画面やLED照明には特に多く含まれているという。
「ブルーライトは非常に波長の短い電磁波なので、網膜の奥まで届いて細胞を傷付ける。これを防ぐためにはブルーライトを防いでくれるメガネが効果的だ」。

さらに深作院長は、流行の「眼球トレーニング」についても
「本当に止めてほしい。目をキュッキュッと動かすことによって、硝子体という繊維が揺れ、網膜を引っ張ってしまう。これが原因で網膜剥離になる人がたくさん出ていて、私もたくさん手術してきた。ああいう変わったことは止めてほしい」と訴え、「"twenty、twenty、twenty"という標語がある。20分ごと、20秒間、20フィート(約6m以上)先をぼんやり見て、目を休めましょうということ。じっと見つめていると目が疲れるし、ドライアイのような症状が出て角膜障害が起きる」と話していた。

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