ロケット開発を思い出せ。

H-Iまでは、アメリカの技術を導入、部品を購入。
何も自由にはならず、アメリカの言うがまま。
H-IIは、ハードもソフトも完全に純国産。メインエンジンも純国産化した。
開発は大変に難航し、予算も超過した上、性能・信頼性に問題があった。
しかしそれでも「何なら日本は全て自主開発できる」ということが国際的に証明され、
次のH2Aでは、有利に部品を調達でき、また技術が成熟して来て信頼性が上がった。
さらにそれを基礎として、高信頼性・超低コストのH3の開発が順調に進展している。
H3は、米国が開発中の基幹ロケットよりも、ずっと安く、高信頼を達成気出る見通し。

「産みの苦しみ」ってやつだ。
結局、産みの苦しみを味わい、それを自力で乗り越えない限り、
永遠に従属的な地位に置かれ、金銭ばかり搾り取られる。ずっとだ。
日本政府に、産みの苦しみを乗り越える覚悟があるかどうか、が問われている。