北方領土の日露共同経済活動に向けて2〜5日に現地に派遣された日本側の調査団(団長・長谷川栄一首相補佐官)が択捉島での協議で、「2019年から3コースで観光ツアーを実施したい」と具体的な提案をしたとサハリンのサフ・コム通信が5日伝えた。

 同通信によると、日本側が提案したのは、100人規模で国後・色丹・択捉の各島に滞在し歯舞群島を船で回る5泊6日のコースと、少人数で国後島のほか知床や羅臼、野付半島などでホエールウオッチングなどのエコツアーをする1泊2日と2泊3日のコース。

 提案についてロシア側は、国後島は濃霧が多いため霧の影響を受けにくい船舶が必要で、海が荒れやすい択捉島は航空機を利用すべきだとの考えを示したという。

 同通信は初年度の観光客を600人規模と見込む一方、択捉島・ヤースヌイ空港への入国(域)管理や税関業務の機関の新設、トイレの確保やヒグマ対策などの課題を指摘している。【本間浩昭】

2018年10月07日 00時14分 毎日新聞
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