新潟県新発田市の市立中2年の男子生徒=当時(13)=がいじめを苦に自殺した問題で、同市の山田亮一教育長が11日、遺族に不適切な発言をしたとして二階堂馨市長に辞職願を提出した。

二階堂市長は受理し、17日付で辞職を認める見通しだ。

この問題では、山田教育長が5日夜、父親の自宅に謝罪に訪れた際、「(保護者説明会に)お前も来るか」などと話したとして、父親が強い不快感を示していた。

山田教育長と父親は小学校時代の担任と教え子だったが、父親は「正直、この場ではあり得ないと思った。(自殺のことを)軽く見ているのかなと思う」と指摘。
山田教育長は10日午後、「私のその場にふさわしくない発言が、ご遺族の心を深く傷つけたことについておわび申し上げます」とのコメントを発表していた。

山田教育長の辞職願提出を受け、二階堂市長は11日、「ご遺族に深くおわびを申し上げる。今後は再発防止策の確実な実行と信頼の回復に努める」とコメントした。

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2018年10月11日 16時32分 産経新聞