大阪府警の警察官らが落とし主に成りすまし、拾得物の現金を詐取したとされる事件で、府警は11日、別に約50万円を不正取得したとして、地方公務員法違反と詐欺の疑いで南署警備課の巡査小林崇隆容疑者(24)を、詐欺容疑で知人の男2人を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。府警は不正取得が十数件、総額約300万円に上るとみて裏付けを進める。
 逮捕容疑は昨年12月〜今年3月、府警の情報システムを悪用して得た拾得現金の情報を知人に伝え、落とし主を装って府内の2署に赴かせ、届いていた現金計約50万円を不正に取得した疑い。
 府警によると、小林容疑者は当直勤務などの際に拾われた日時や場所、金額などの具体的な情報を調べ、職場から携帯電話で知人に伝達。封筒で届いた現金など身分証が入っていないものを選んでいたという。

(2018/10/11-18:52) 時事ドットコム
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