マイクロプラスチック どんな影響が
https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2018/05/0524.html

なぜこんな小さなゴミが問題となるのか。
石油からできている「マイクロプラスチック」は、油に溶けやすい有害物質が付きやすい性質を持っています。
魚などがエサと間違えて食べると、その有害物質を体内に取り込むことに。
食物連鎖の過程でこれが繰り返されると、有害物質の濃度が高くなって、生態系に影響が出るおそれがあるのです。

東京農工大学 高田秀重教授
「このサイズのプラスチックは(便で)出ていってしまうし、有害化学物質はくっついているが、量は少ないので現時点では問題にならない量だと思う。
この魚を食べるのを控える必要はまったくないと考えている。
私も食べています。」
その一方で、“今後マイクロプラスチックの汚染はさらに悪化する”という研究結果もあり、高田教授は、このまま放置していると、いつか人の健康にも影響がでかねないと懸念しています。

東京農工大学 高田秀重教授
「(有害化学物質の)濃度が高い場合の話になるが、発がん性があり、生殖能力の低下、免疫力の低下が起きることが指摘されている。」