古代から存在は知られているのに探査が難しく、どうやってできたか、何からできているのかがほとんど分かっていない水星。数多くの謎の解明を目指す日本初の探査機が20日、欧州の探査機とともに南米フランス領ギアナから打ち上げられる。構想21年、到着までは7年の長旅だ。

 今回、日欧共同で行うのは米国以外で初の探査計画。

 日本のJAXAが開発した探査機「みお」は水星を取り巻く磁気圏や、ごく薄い大気の分布と運動を調べる。鏡をまとって太陽光をはね返すなどの熱対策を施した。欧州宇宙機関の「MPO」はカメラや高度計などを使い、表面の地形や含まれる鉱物を探る。

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