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社会的市場経済は補完性原理とカトリック社会教説から切り離すことができない
その原理はアウグスティヌスの神の国から派生している

https://ja.wikipedia.org/wiki/アウグスティヌス

「神の国」と「地の国」
『神の国』には「二国史観」あるいは「二世界論」と呼ばれる思想が述べられている。
「二国」あるいは「二世界」とは、「神の国」と「地の国」のことで、前者はイエスが
唱えた愛の共同体のことであり、後者は世俗世界のことである。イエスが述べたように
「神の国」はやがて「地の国」にとってかわるものであると説かれている。しかしイエ
スが言うように、「神の国」は純粋に精神的な世界で、目で見ることはできない。アウ
グスティヌスによれば、「地の国」におけるキリスト教信者の共同体である教会でさえ
も、基本的には「地の国」のもので、したがって教会の中には本来のキリスト教とは異
質なもの、世俗の要素が混入しているのである。だが「地の国」において信仰を代表し
ているのは教会であり、その点で教会は優位性を持っていることは間違いないという。