福岡県教育委員会は17日、来年3月の県立高校入試から、入学願書や受検票の性別欄をなくすと発表した。
「選考に必要ない情報と判断した」という。

入学願書や受検票には、受験者が氏名や生年月日、出身学校などを記入する。
今年3月の入試までは氏名の横に性別の欄があり、「性別の欄は男女の別を記入する」と注意書きがあったが、「書くことに抵抗のある生徒もいる」(中嶋健一・高校教育課長補佐)として廃止した。

県教委によると、様式の変更は4年前に性別欄を「男・女」の丸付け型から記入型に改めて以来となる。
性別欄は、少なくとも1969年度入試以降は設けられていたという。

一方、願書と一緒に提出する調査書の性別欄は残した。
調査書は記入するのが教員で、元となる指導要録に性別欄があるためだという。

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