県は18日、重機大手のIHI(東京都江東区)と県立農業大学校跡地(鶴ケ島市)の一部について、17日に売買契約を締結したと発表した。売却額は71億500万円。

 同社は、人工知能(AI)など最先端技術を導入した民間航空エンジンの生産拠点を整備し、2019年から稼動するとしており、県内経済への波及効果が期待されている。

 県が売却するのは、同市太田ケ谷の農大跡地北側、約13万6千平方メートル。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)鶴ケ島インターチェンジ(IC)に隣接する好立地にある。

 売買契約締結は、12日の県議会本会議で、同地の売却を優先交渉事業者となっていたIHIに売却するための議案が可決されたことを受けて、行われた。