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 猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)で現在、子どもの成長を祝う七五三用の「お守り笹」の奉製作業がみこらによって行われている。

 同神社は、猿田彦大神(サルタヒコオオカミ)と大田命(オオタノミコト)を祭る。猿田彦大神は、日本神話「天孫降臨」で、アマテラス(天津神)の孫にあたるニニギが高天原から高千穂へ降りる際、アメノヤチマタで迎え先導・道案内(みちひらき)した神。元々その地を治めていた神(国津神)。大田命は、現在の伊勢神宮の地を倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に献上したとされる。境内社に日本神話「岩屋伝説」で踊りを披露し、後にサルタヒコの妻となったとされる天宇受売命(アメノウズメノミコト)を祭る「佐瑠女(さるめ)神社」が立つ。

 7歳、5歳、3歳になる子どもの成長を祝って11月15日に神社などに参拝する日本の風習「七五三」。同神社では10月から祈祷を受けた子どもらに「お守り笹」授与している。11月中は七五三のための特別祈祷(初穂料=3,500円〜)を受け付けている。

 「お守り笹」は約30センチの長さの和紙製のササに、千歳あめ、張り子の犬と、男児用に紫、女児用に赤のお守りなどが付く。みこらは通常奉職の合間に交代でそれらが落ちないようにしっかりと結ぶ作業を9月から始め、10月中に約5000本の「お守り笹」を仕上げる。

 同神社広報担当の新居一城さんは「例年11月になると七五三参りに来られる家族が増えるが、近年は10月からもお参りに来ていただくようになったので、『お守り笹』も10月から授与している。名古屋や東京など遠方からも来ていただいている」と話す。

 11月15日には「七五三祭」(9時〜)が行われ、祈祷を受けた子どもを対象に福引きを行っている。
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