>>870
その通り。
米国に関して言えば、
元々が清教徒をはじめとするプロテスタントの国として始まった。
しかも英国領だったので、主流がアングロサクソン。
実は今でもそう。

プロテスタントの特徴を簡単に書けば、

・教会(ローマ・カトリック)から自由である
・聖書が最も重要であって、必要なのはその解釈と遵守だけである
・旧世界(欧州大陸のこと)の政治的な混乱、対立を望まない

こういった考え方が基本になっている。
これに土地と資源が豊富なことと、比較的人口が小さい先住民族が文明的に置くていたことから、
欧州から開拓民が入ってきた。
また国家の誕生も発端となった「ボストン茶会事件」にあることから、
自由独立の精神が基本にある。
米国人がコーヒーを飲むようになったのは、この事件がきっかけで「紅茶を嗜まないことが愛国精神」になり、
ブラジルから大量のコーヒー豆を輸入したから。
つまり米国人のアイデンティティは、伝統的な民族性から開放され、
自由と独立の精神で教会とは関係なく、「自由意志による信仰」という極めてプロテスタント的な思想に基づいて作られている。

現代のカトリックや他の宗派の信者も、基本的にこの精神に従うのであれば市民権を与えるという形で成り立っている。
ある意味、「米国型キリスト教」という宗派の国である。