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山口 周防大島 橋の通行再開へ 断水は長期化の懸念
2018年10月24日 4時39分

外国船籍の貨物船が衝突し、通行止めが続いていた山口県周防大島町と本州側を結ぶ橋は、24日午前7時から大型車などを除き片側1車線を使って通行が再開されます。一方、断水は少なくとも今月いっぱいは続くとみられ、影響の長期化が懸念されます。

周防大島町では22日、島と本州側を結ぶ大島大橋に外国船籍の貨物船が衝突し、送水管などが破断して、ほぼ全域のおよそ9000世帯で断水が続いています。

橋は点検のため22日夜から通行止めが続き、食料品や燃料などの輸送がほとんどできなくなりました。

23日は町内で入院していた80代の男性を対岸の柳井市に搬送する際、車で移動できず海上保安庁の巡視艇を要請して対応しました。

県は、23日、橋桁を調査した結果、「総重量2トン以下の自動車やバイクであれば通行しても支障がない」として、24日午前7時から片側1車線を使って、交互に通行できるようにする方針です。

しかし、大型トラックや給水車などは通行できず、フェリーでの移動を余儀なくされています。

また、県は、今月中に、橋に仮の管を設置し、送水を目指すとしていますが、町に水を送る柳井地域広域水道企業団は資材の調達などに時間がかかるため送水は来月上旬になる見通しを示しています。