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冬の北海道の電力 供給力は確保できる見通し
2018年10月23日 22時44分

北海道電力はこの冬の電力需給について、予想されるピーク需要を上回る供給力を確保できるという見通しを示しました。

これは北海道電力が電力の融通などを行っている「電力広域的運営推進機関」の会合で示したものです。

それによりますと、この冬の道内の電力需給について供給力はブラックアウトの要因となった道内最大の火力発電所、苫東厚真発電所が全面的に復旧したことから611万キロワットを確保できるとしています。

一方、需要は厳しく冷え込むピーク時で525万キロワットと想定され、供給が需要を86万キロワット上回り、この冬はひとまず必要な電力量は確保できる見通しだということです。

ただ、厳しい寒さが続いたり発電所のトラブルが起こったりすれば、電力需給が厳しくなることも想定されることから、経済産業省は、今回の見通しを踏まえて来月上旬に節電が必要かどうか判断することにしています。

北海道電力の藤井裕副社長は記者団に対して「北海道の冬は状況によっては生命にも関わるので、電力の安定供給を果たしていくため必要な対策をしていきたい」と述べました。