石川県能登町ではスルメイカの水揚げが最盛期を迎えていますが、無くならない北朝鮮の違法操業の影響で今年の水揚げ量は過去最低となった去年を下回る見通しです。

 23日朝、石川県能登町の小木港には2隻の中型イカ釣り船が帰港し荷上げ作業を行いました。荷上げされたスルメイカはおよそ120トン。これは去年の同じ時期比べて3割ほど少ないということです。

 イカ釣り船が漁を行う「大和堆」周辺では、北朝鮮による違法操業が依然続いていて、今年の水揚げ量は過去最低となった去年を下回る見通しだということです。

 今年5月以降、水産庁や海上保安庁がおよそ4500隻の北朝鮮の船に警告などを行いましたが、効果はありませんでした。

石川県漁協小木支所

中型イカ釣り船団・平塚船団長:

「10マイルから20マイルびっしり北朝鮮が入っていて、日本船が操業出来るところありませんでした。大和碓は今年もダメやと思う」

 小木港の2隻のイカ釣り船は北朝鮮の違法操業に不安を抱えながら、23日夜、再び出港します。

2018年10月23日 火曜 午後3:53
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