0001砂漠のマスカレード ★
2018/10/24(水) 17:40:12.78ID:CAP_USER9サウジ当局は現状では減産を否定するが、各国が制裁に踏み切った場合、何らかの対抗措置を打ち出す可能性はあり、原油価格の高騰が懸念される。
原油の約4割をサウジに依存する日本も無関係ではない。専門家は、ガソリン価格も「1リットル=200円」まで急騰する恐れもあると指摘する。
タス通信によると、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、原油供給を縮小する考えはないとする一方、
「原油価格が1バレル=100ドルを超えることを回避できるかどうかの保証はない」とした。
ニューヨーク先物市場で米産標準油種(WTI)は1バレル=70ドル近辺で推移している。
2017年時点の日本の原油輸入元は、サウジアラビアが約40・2%と首位で、2位がアラブ首長国連邦(UAE)の約24・2%、カタールと、上位の中東3カ国で4分の3を占める。
米政権は来月からイラン産原油の輸出を禁止する見込みで、トランプ大統領は日本政府や企業に輸入停止などの措置を要請した。
他の中東諸国から代替調達するため、供給体制に支障が生じる恐れは小さいとみられていたが、サウジが対抗措置を実施した場合、事情は変わる。
直近のレギュラーガソリンの価格は1リットル=159円台だが、大きく値上がりすることもあるというのだ。
エネルギー事情に精通する資源・食糧問題研究所代表の柴田明夫氏は「これまで原油問題にイランがからむことはあったが、
サウジを巻き込んだ危機はなかった」とし、「イラン制裁の影響だけなら原油価格は80ドル程度にとどまるが、
サウジが加われば100ドル程度まで高騰するかもしれない。ガソリン価格は200円まで上がる可能性もある」と話す。
柴田氏はサウジ国内への影響も排除できないとみる。「原油の輸出制限で国の収入が減るようなことがあれば、国民への補助金も減り、負担は高まる。
女性への自動車免許付与など機嫌取りの政策を進めてきたが、ムハンマド皇太子の更迭や交代といった事態になると、
若者の多いサウジでは『アラブの春』が訪れる可能性もある」
http://news.livedoor.com/article/detail/15492211/
2018年10月24日 17時6分 ZAKZAK(夕刊フジ)