NY株急落、608ドル安 米経済の不透明感増す
2018年10月25日06時49分
https://www.asahi.com/articles/ASLBT24DDLBTUHBI00C.html?iref=comtop_8_03

 24日の米ニューヨーク株式市場は、米経済の先行き不透明感が強まったことなどを受け、大企業でつくるダウ工業株平均が大幅に続落した。終値は前日比608・01ドル(2・41%)安い2万4583・42ドル。7月上旬以来、3カ月半ぶりの安値水準に落ち込み、年初来でもマイナスに転じた。
 航空機ボーイングが発表した2018年7〜9月期決算が好調だったことなどから、ダウ平均は午前中に値上がりする場面があった。しかし、米商務省が発表した9月の新築一戸建て住宅販売件数が、市場の予想を大きく下回った。米長期金利の上昇が景気を冷やしかねないとの警戒感が強まった。ダウ平均は取引終盤にかけて、「売りが売りを呼ぶ」急落となった。
 住宅ローンの販売が鈍るとの見方から、ゴールドマン・サックスなどの金融株が値を下げた。米中貿易摩擦への懸念も根強く、中国ビジネスの割合が大きい建機大手キャタピラーや事務用品スリーエムが前日に続いて大きく売られた。
 米トランプ政権が突如打ち出し…

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