高校生の自殺や犯罪被害を防ごうと、無料通信アプリ「LINE」を活用して悩みや不安を聞く群馬県の相談事業で寄せられた相談が361件、相談者数が207人に上ったことが分かった。

県教育委員会が明らかにした。

相談事業は県内公私立高の生徒約5万6千人が対象で、8月20日〜9月23日に実施した。
生徒は夏季休業前に配布された周知カードのQRコードをスマートフォンなどで読み取り「お友達登録」をすることで、LINEを通じて相談できる仕組み。
精神保健福祉士を含む相談員5人が対応した。

登録した生徒は全体の約1・2%の679人で、実際に相談したのは、高1女子が最も多かった。
相談対応件数は8月下旬の2学期始業式直前から増加し、同月28日がピークだった。

一方、LINEへのアクセス集中のため、43件23人には対応できなかったという。
県教委は「手法を工夫する必要がある」とし、今後の継続については「しっかり考えて対応していきたい」とした。

http://news.livedoor.com/article/detail/15493872/
2018年10月24日 22時42分 産経新聞