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フジテレビは中国の大手映像制作会社、SMGピクチャーズとの提携を拡大する。両者でドラマを共同制作するほか、フジテレビが制作した映画の中国への配給も進める方針だ。中国で日本のドラマや映画の人気が高まっており、中国国内でのメディア事業を拡大し、将来の収益源に育てる。

SMGピクチャーズは中国大手メディア、SMGのグループ会社で、ドラマや映画の制作を手掛ける。両者は2021年までの今後3年間で2つのドラマを共同で制作し、中国国内で放送する計画だ。

フジテレビは15年11月にSMGピクチャーズと戦略的パートナーシップ提携を締結し、これまでにフジテレビの人気ドラマ「プロポーズ大作戦」などの中国版を共同で制作するなど連携を進めてきた。

海外のコンテンツ市場の拡大を受けて、フジテレビは海外事業を拡大させている。10日にはイオンとコンテンツ事業で提携。子供向け番組を制作して19年以降に東南アジアや中国での放送を目指している。SMGピクチャーズとの提携を踏まえ、中国市場の開拓を一段と加速させる。