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住宅に落下した隕石 国立科学博物館に寄付へ
2018年10月26日 1時00分

先月、愛知県小牧市の住宅に落下した隕石が、国立科学博物館に寄付されることが決まり、博物館は、「小牧隕石」として国際隕石学会への登録を進めるとともに一般公開も検討しています。
先月、愛知県小牧市の住宅で、大きな衝撃とともに屋根の一部にえぐれたような穴が開き、庭などで見つかった表面が焼け焦げた石のようなものを国立科学博物館が鑑定したところ、約46億年前にできた隕石だと分かりました。

見つかったのは、大きさが10センチと5センチ、それに4センチほどのもので、もともと1つだったものが屋根に当たった際に砕けてばらばらになったとみられています。

この家の女性によりますと、鑑定のために国立科学博物館に預けた5センチほどの隕石について、寄付することを25日に書面で伝えたということです。

寄付について、女性は「偶然、小牧の私の家に落ちましたが、人類の貴重な財産なので寄付を決めました。研究者や宇宙に興味を持つ学生などに役立ててもらえばうれしいです」と話しました。

国立科学博物館は、発見場所にちなんで「小牧隕石」として国際隕石学会に登録する手続きを進めていて、鑑定を行った米田成一理化学グループ長は「貴重な資料で、寄付はありがたい。今後、何らかの形で一般公開も検討したい」と話しています。

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