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日中外相会談 日本産食品輸入規制は協議継続
2018年10月26日 23時13分日中首脳会談

日中首脳会談に合わせて中国を訪れている河野外務大臣は、王毅外相と会談し、原発事故後、続いている日本産の食品に対する輸入規制について「安全性は十分に証明されている」として解除するよう求め、協議を続けていくことで一致しました。

日中外相会談は26日午後、北京で行われ、冒頭で王毅外相は「中日関係の長期的で安定的な発展を進め、ウィンウィンを実現させるとともに、世界や地域の平和と発展のために貢献してまいりたい。われわれの食い違いについても意見を交換したい」と述べました。

これに対し、河野外務大臣は「関係改善の動きをさらに強く持続的なものにできるように、首脳間の合意をしっかりフォローアップしていきたい」と応じました。

そのうえで河野大臣は、原発事故後、続いている日本産の食品に対する輸入規制について、首脳会談で中国側が緩和の検討を表明したことを踏まえ、「安全性は十分証明されている」として規制の解除を求め、協議を続けていくことで一致しました。

また河野大臣は、尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域内に中国が設置したブイを撤去するよう求めました。