守秘義務に抵触か 元校長の町議が児童の個人情報流用
毎日新聞2018年10月27日 02時00分(最終更新 10月27日 02時36分)
https://mainichi.jp/articles/20181027/k00/00m/040/151000c

 元町立小学校校長の徳島県石井町議(64)が、学校から児童の個人情報を無断で持ち出し、児童と保護者に自身の議員活動の報告などを記したはがきを送っていたことが26日、分かった。地方公務員法の守秘義務に抵触する恐れがある。町議は「誤って持ち帰った。配慮に欠けていた」と話している。

 町議は2年間校長を務め、退職した2014年3月、学校から児童の名簿を持ち出し、自宅の倉庫に保管。15年の町議当選後、活動報告のはがきを児童と保護者宛てに送付していた。町教委によると、町議が務めていた小学校は教職員に対し、校外への生徒の個人情報の持ち出しを禁止している。【松山文音、大坂和也】