30日夜、埼玉県川越市の路上で警察官5人が職務質問中に暴れた男性をうつ伏せにして取り押さえたところ、急にぐったりしてその後死亡しました。死亡したのは県内に住む33歳の男性で、警察が詳しい死因や取り押さえた際の状況を調べています。

30日午後10時ごろ、埼玉県川越市の交番を訪れた男性が「男にかばんをひったくられそうになった」と届け出ました。

警察官が目撃証言などをもとに近くのコンビニエンスストアの前にいた男性に職務質問をしたところ、大声を上げて暴れ出したということです。

このため警察官5人が男性を保護しようと、路上で両手足や首の後ろを押さえうつ伏せの状態で取り押さえたところ、十数分後に男性がぐったりしたため病院に搬送しましたが死亡したということです。

警察によりますと、死亡したのは埼玉県狭山市に住む33歳の男性で、警察が詳しい死因や取り押さえた際の状況を調べています。

川越警察署の安藤雅幸副署長は「制圧行為は通常の手続きで行われたと考えているが、因果関係については調査している」とコメントしています。

2018年10月31日 12時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181031/k10011692661000.html