立命館大の教授会での男性教授らによるパワハラ発言で昇任が否決されたのに、大学は救済措置を怠り退職に追い込まれたとして、准教授だった60代の英国人女性ブレーク・ヘイズさんが1日、学校法人立命館(京都市中京区)に7千万円の損害賠償を求め、京都地裁に提訴した。

 訴状によると、ヘイズさんは2008年から立命館大の嘱託職員として勤務。翌09年に国際関係学部の准教授、15年には教授昇任候補に選ばれた。しかし、教授会での審議の際、男性教授ら2人が「強引な性格で、考えを押し付ける人物」などと人格を非難した上、ヘイズさんが博士号取得を詐称していたような内容の発言をした。

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