百貨店で人気の催事といえば、北海道や九州などの物産展が定番。でも最近、カレーを食べられる催事が大阪で相次ぎ、その集客力に注目が集まっている。

 高島屋大阪店(大阪市中央区)が5日まで開催している「メンズファッション大祭典」。目玉は、約200種類の生地や約50種類の裏地などを自由に組み合わせるイージーメイドスーツだが、特設会場の一角にスパイスカレーを食べられる31席のコーナーがある。

 クラフトビールとともに、大阪・兵庫の12店が日替わりで出店。男性客も満足できるボリュームたっぷりのカレーを972〜1620円で販売する。大阪店販売促進室によると、紳士服セールは毎年開催しているが、イートインコーナーは初めて。大阪でブームが続くスパイスカレーを扱う催事も初めてだ。

 なぜカレーなのか。「自由な組み合わせで個性を発揮できるのが、イージーメイド服とスパイスカレーの共通点。こだわりを持つ30〜40代の男性客を吸い寄せる力がカレーにはある」(販売促進室の担当者)。

 社内からは、「カレーの匂いがスーツの生地に染みつくのでは」と危惧する声もあった。初日の会場でカレーを食べていた名古屋市千種区の男性サラリーマン(42)も「スーツに匂いがつかないか、ちょっと心配になりますね」。

 実際には「会場内の厨房(ちゅ…

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2018年11月2日12時35分
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