大阪府高槻市牧田町2丁目の集合住宅の一室で4日午後11時ごろ、高齢者用の非常ボタンが押され、高齢の女性が倒れているのを駆けつけた警備員が発見し、119番通報した。室内では高齢の男性が首をつっており、ともに現場で死亡が確認された。高槻署は、この部屋で暮らす70〜80代の夫婦とみている。「介護に疲れた」と記された遺書が現場で見つかったという。

 署によると、女性は和室の布団の上でパジャマ姿で倒れており、目立った外傷はなかった。男性は風呂場で見つかった。

 居間のテーブルの上には男性が書いたとみられる遺書があり、「もっと早く入院させてあげたらよかった」と病気の妻を気遣う内容や、「介護に疲れた。迷惑をかけます」などの文言が記されていたという。

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