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 2020年東京五輪・パラリンピックに合わせ、東京都は、都立日比谷公園(千代田区)を「五輪記念公園」と位置づけて再整備する方針を決めた。近くで五輪のマラソン、競歩競技が行われる立地を生かし、市民ランナーらが利用できる拠点を開設、1964年大会や2020年大会に関する博物館機能を持たせるほか、日比谷公会堂や大音楽堂(日比谷野音)も改修して関連イベントを開催。大会後も一帯を「20年大会の聖地」とする構想だ。

 日比谷公園は1903年、国内初の洋風庭園として開園。面積は約16万平方メートルで、霞が関、日比谷両地区などに囲まれ、都心の大規模緑地として親しまれてきた。園内にある日比谷公会堂は、重厚なタイル張りのネオ・ゴシック様式建築として近代化産業遺産に認定され、大音楽堂では数々のコンサートが開かれた。

 しかし、開園から1世紀が過ぎ、2016年には公会堂が休館。施設の老朽化が進んでいることから、都は「五輪記念公園」として再整備することを決めた。

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2018年11月05日
YOMIURI ONLINE
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