■人権派の韓国文大統領 北朝鮮の人権問題を解決できるのか? 北朝鮮の人権弾圧 性暴行問題

【北朝鮮】北朝鮮の人権弾圧を非難 「拘禁施設だけでなく市場など生活空間でも女性は日常的に性的暴行と搾取を受けている」「北朝鮮ほど性的暴行に寛大な国は類似の事例がないほど深刻な水準だ」 2018


米国に基盤を置く国際人権団体「ヒューマンライトウォッチ(HRW)」の代表を務めるケネス・ロス事務総長(63)は「北朝鮮が正常国家と認められるには越えなければならない山が多い」と明らかにした。

ロース事務総長は先月31日、ソウル中区(チュング)のHRWソウル事務所で京郷新聞と会い、「世界のどの国も北朝鮮ほど国民を抑圧し、統制する国はない」としてこの様に述べた。

核開発に全力を尽くしていた北朝鮮は、今年に入り突然非核化の意志を明らかにし、国際社会に進出しようとする変化した姿を見せようと努力しているが、
居住・移転・マスコミ・出版・結社の自由など国民の基本的人権を依然として抑圧しているということだ。


また、「北朝鮮が国際通貨基金(IMF)や世界銀行に加入することを望んでいる」と述べたが、そのためには国際基準を遵守しなければならない」とし

「例えば国際労働機関(ILO)は強制労働を禁止している。 北朝鮮がこうした国際機関や国際的基準を受け入れなければ、世界銀行から資金を借りることはできない」と述べた。




■更に「企業も強制労働や性搾取などの人権侵害の危険を冒して、北朝鮮で事業をしようとはしない」と付け加えた。

ロース事務総長は、北朝鮮内の政府官僚が女性に対して行う性暴行と、それに対する政府の対応実態を調査した報告書の発刊に際して訪韓した。HRWはこの報告書のために15年から3年間、脱北者106人を対象にインタビューを行った。

李さんは「拘禁施設だけでなく市場など生活空間でも女性は日常的に性的暴行と搾取を受けている」とし「北朝鮮ほど性的暴行に寛大な国は類似の事例がないほど深刻な水準だ」と話した。

実際、HRWが1日、ソウルの韓国プレスセンターで記者会見を開き、公開した報告書にはこのような実態が含まれている。

ロス事務総長は「それでも北朝鮮の女性たちは、性的暴行と思わず生活の一部として受け止めていることが最も衝撃的だった」と述べた。

役人の言葉の暴力やセクハラ、性的暴行、強姦などを告発しても加害者に対する処罰どころか、被害者が報復されたり非難の矢が被害者に戻ってくるため、あきらめたまま生きているということだ。

「貧しかった北朝鮮政権が公権力の忠誠心を維持する方法の一つは、官吏たちの腐敗に目をつぶること」とし「女性に対する性搾取は腐敗の最も極端な形」と述べた。