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名古屋港水族館がシロイルカ雄1頭を空輸【費用1410万円】



2016.10.23
ベルーガ雄、新たに1頭 名港水族館、ロシアから空輸
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20161023/CK2016102302000045.html
名古屋港水族館(名古屋市港区)に、新たに雄のベルーガ(シロイルカ)が仲間入りした。
ロシアからの輸入で、同館のベルーガは六頭になった。
輸入の制限が厳しく、将来にわたって展示を続けるには飼育下での繁殖が欠かせない。
これまで繁殖に貢献してきたホドイは高齢で、今後のエースとして期待がかかる。
ベルーガの購入は、北館オープンに合わせて同時期にロシアから輸入したホドイと雌のグレイ、タアニャ以来十五年ぶり。
海水を張ったコンテナに入れ、大型輸送機で二十四時間かけてロシアから空輸した。
成田空港(千葉県)からはトラックで、八月二日に水族館に到着した。
業者を通じて購入し、費用は千四百十万円。
愛らしい顔やゆったりした泳ぎで人気のベルーガは、ワシントン条約で保護されており、輸入には輸出国政府の許可が必要。
生息する北極圏ではロシアだけが輸出しているが、同国も常に許可を出すわけではなく、海外からの入手は、今後さらに難しくなる可能性がある。
国内でベルーガを飼育する水族館は四園館で、繁殖に成功しているのは名港水族館と島根県浜田市のしまね海洋館アクアスだけ。
長期的な展示には自前での繁殖が必要となる。
二〇〇一年に来館したホドイは推定三十八歳。
ベルーガの平均寿命は二十五〜三十五歳といわれ、一〇年を最後に繁殖は成功していない。
ほかに雄は息子の四歳のミライ(母親はグレイ)がいるが、雌で九歳のナナは母親が違う姉のため繁殖に適さない。
今回搬入された雄は体長四一四センチ、体重九五四キロで推定八歳。
搬入当初は輸送のストレスが見られたものの、現在は展示プールとつながった検疫用のプールでボールをくわえて遊ぶなど元気を取り戻している。
飼育展示部の栗田正徳部長は「ベルーガは表情豊かで人気があり、展示の意義や効果は高い」と繁殖の成功に期待をかける。
他のベルーガとの相性などを見ながら、展示プールに移す時期を決める方針で、名前も今後つける。
(立石智保)
ボールをくわえて泳ぐ仲間入りしたベルーガ=名古屋市港区の名古屋港水族館で
ことし8月、トラックで輸送されるベルーガ=名古屋港水族館提供