https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011702071000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_035

野菜価格 天候回復で多くが平年並みの水準に
2018年11月7日 18時55分

農林水産省は、台風などの影響で値上がりしていた「トマト」や「ねぎ」など多くの野菜の価格が、天候の回復によって今月中に平年並みの水準になるとの見通しを示しました。

農林水産省によりますと、東京都中央卸売市場での主な野菜14品目の卸売価格は、5日の時点で、「ねぎ」や「トマト」が平年のおよそ1.3倍になるなど、一部で平年より高くなっています。

このうち、「ねぎ」は今月前半にも、「トマト」は今月後半にも平年並みの水準に戻り、多くの野菜が平年並みになる見通しだということです。

これは、相次いだ台風や日照不足の影響で多くの野菜の出荷量が減少したものの、先月は天候が回復し出荷量が増えたためです。

一方、卸売価格が平年の1.7倍となっている「にんじん」は、主な産地の千葉県で台風に伴う塩害の影響によって生育が遅れ、今月中も引き続き高値の水準で推移する見通しです。

農林水産省は「このまま天候が大きく崩れなければ、多くの野菜の価格は今後、安定するのではないか」としています。