●アイルランドの受難史は、語って語り尽くせない。
イギリスの不当な支配は12世紀に始まる。
エリザベス女王(一世)はイギリス貴族を入植させた。
イギリスの歴史教科書では大英雄とされるクロムウェルは、
アイルランドを攻めて数千人を虐殺した。
宗教・政治・経済、あらゆる面でイギリス人はアイルランド人を掠奪し搾取した。

●1801年、イギリスに合併された後に起った1845〜49年のジャガイモ飢饉。
数十万が餓死したが、イギリス地主は平然と小作料を取り立て続けた。
死ななかった者は新大陸に棄民された。

●後年、皮肉にもその人々が、テロによりイギリス支配に抵抗する
IRAの強力な後援者になった。
    《徳岡孝夫  「『民主主義」を疑え!』》


358名無しさん@1周年2018/08/21(火) 16:03:39.14ID:99U9aVLQ0>>375
>>348
ま、アイルランドはな
19世紀に人口が半減して、まだ戻ってないとか
悲惨だよ


■17世紀のイギリスの虐殺虐待によって、アイルランド語が衰退し英語に言語が取って替わられたアイルランド

>アイルランドは世界に名だたる文学などを擁していたにもかかわらず、
>わずか200年ほどでアイルランド語よりも
>英語が多くの人の日常の言葉となってしまった
>ジャガイモ飢饉でアイルランド語を話す多くの人々を失ったこと、
>学校での英語による授業の実施、イングランドへの出稼ぎ、
>さらには英語を習得することが経済的優位性に繋がるなどの複数の要因により、
>英語がコミュニケーション言語の主流になったという歴史的経緯がある
>小さな村の少数民族の言語が隣接するより
>大きな言語に取って替わられることはさほど珍しくはありませんが、
>国ほどの大きさではなかなかありません

■アイルランドの文学

ジョナサン・スウィフト (『ガリヴァー旅行記』『桶物語』)
エドナ・オブライエン
ジェイムズ・ジョイス (『ダブリン市民』『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』)
ロード・ダンセイニ
ブラム・ストーカー (『吸血鬼ドラキュラ』)
ウィリアム・バトラー・イェイツ - 1923年 ノーベル文学賞受賞
ジョージ・バーナード・ショー - 1925年 ノーベル文学賞受賞 (『聖女ジョウン』『ピグマリオン』)
サミュエル・ベケット - 1969年 ノーベル文学賞受賞 (『ゴドーを待ちながら』『名付けえぬもの』)
オスカー・ワイルド (『サロメ』『ドリアン・グレイの肖像』)

などなど多数

■もし日本語が英語に取って替わられたら?アイルランドで起きた言語交替
『英語という選択』 嶋田珠巳教授インタビュー。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9317