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イスラエル、米政権の政策見直しに懸念=パレスチナは変化期待−米中間選挙
2018年11月7日 19:41 
発信地:イラン [ 例外 その他 ]
【11月7日 時事通信社】トランプ米政権の中東政策を高く評価するイスラエルは、米中間選挙で野党民主党が下院で過半数を獲得したことで、トランプ政権の「親イスラエル色」が今後弱まることを懸念しているとみられる。一方、パレスチナ指導部は米政権の対応の変化への期待を示した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は5日、米国が原油禁輸など対イラン制裁を再発動したことを「イランはイスラエルや世界にとって最大の脅威だ。勇敢、断固たる重要な決定を下したトランプ大統領に感謝したい」と称賛した。トランプ政権の対イラン政策は国際社会で「極端にイスラエルに配慮している」(外交筋)との見方が強い。今後、米議会が政権に見直し圧力を強めれば、イスラエルへの打撃となりそうだ。

 パレスチナ解放機構(PLO)幹部のアシュラウィ氏は7日、エルサレムへの米大使館移転など「トランプ氏がパレスチナ問題に関して下した無責任かつ危険な決定の撤回につながることを期待する」と表明。パレスチナ系の民主党女性候補が初めて下院議員に当選したことについて「非常に頼もしい」と語った。(c)時事通信社