スイスで開かれた国連人権理事会で、アメリカなど各国が中国に対して「ウイグル族の収容施設を閉鎖せよ」と迫りました。
スイスのジュネーブで、6日開かれた国連人権理事会では、中国の人権状況が議論されました。

「新疆ウイグル自治区で、ウイグル族などイスラム教徒の大量収容、抑圧、監視が行われているという報告を深く懸念しています」(カナダ代表)
「新疆ウイグル自治区の収容所などを廃止し、数十万、数百万ともみられる収容者を直ちに解放すべき」(アメリカ代表)

アメリカなど各国の代表らは、中国に対して、「新疆ウイグル自治区にあるウイグル族らの収容施設を閉鎖するべき」と迫りました。
中国の代表は、「施設は住民をイスラム過激主義から遠ざけ、中国社会に統合させるための職業訓練施設だ」と主張、「政治的な意図をもった批判は受け入れない」と反発しました。

会場の外では、国外に住むウイグル族らが抗議行動を行い、「家族や親せきと連絡が取れなくなっている」「国連は中国政府に対して行動を起こしてほしい」などと訴えました。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181107-00000124-jnn-int