https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181110/k10011705531000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_065

NY原油市場 8か月ぶり60ドル下回る 米の原油生産増受け
2018年11月10日 6時50分

9日のニューヨーク原油市場は、アメリカの原油生産量の増加などを受けて国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は下落し、8か月ぶりに1バレル=60ドルを下回りました。

9日のニューヨーク原油市場は値下がりが続き、一時1バレル=59ドル台前半まで下落しました。

WTIが60ドルを下回るのはことし3月以来で、8か月ぶりの安値水準となります。

ロンドン市場で取り引きされる北海産の原油の先物価格も、およそ7か月ぶりに一時1バレル=70ドルを割り込みました。

市場関係者は「アメリカの原油生産量は過去最高の水準になっており、在庫の増加から売りが膨らんだ。5日に発動されたイランへの経済制裁も、日本など適用除外国があったことから当面供給が減る心配はないと受け止められている」と話しています。

今月11日にはOPEC=石油輸出国機構とロシアなど主要な産油国が当面の生産量などを議論する会議が開かれる予定で、このところ値下がりが続いている原油価格がどう影響するのか注目されます。