国内で45店舗を展開するクリスピー・クリーム・ドーナツが、初めて北海道に進出した(写真は東京の店舗)
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 10月上旬。東京都渋谷区にあるクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンの本社に、1人の女性社員がドーナツの箱を持って出社してきました。

 彼女は同社で商品開発を担当する井上香織さん。北海道上富良野町の出身。この日“北海道限定“ドーナツの試作試食会が行われることになっていました。

 諸橋佳恵ディレクター:「ドーナツの出来の方は?」

 井上さん:「自分なりではいいんですけど、会議でどうなるかはまだ分からない」
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■人気店が北海道に“初“進出

 日本で45店舗を展開するクリスピー・クリーム・ドーナツは、1937年にアメリカで誕生しました。

 定番の「オリジナル・グレーズド」は、創業以来変わらないレシピで、毎日工場で粉の調合から行っています。デコレーションなどもスタッフが一つ一つ丁寧に描きます。

 その人気のドーナツ店が、北海道に初進出。1号店は札幌市近郊の「千歳アウトレットモール・レラ」内に、製造工場を併設した店舗で10月19日に、2号店は、札幌市中央区の地下街に11月2日に開店することになったのです。

 札幌店で季節限定で販売する“北海道限定“ドーナツの開発を任されたのが井上さん。彼女はかつて菓子メーカーで商品開発に携わっていましたが、「お客さんの反応が直接見たい」という理由から、5年前に現在の職場に転職しました。
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■開発したドーナツ が“世界トップ“に輝く

井上さんが先輩とともに開発した「ブリュレ・ブレーズド・カスタード」は、系列でトップのドーナツに選ばれた
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 井上さんは2年前、先輩と一緒に開発に携わったメニューが評価され、クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンが出品したドーナツが、世界32カ国1300店舗の中で“トップ“に輝きました。

 それが、オリジナル・グレーズドの表面を焦がし、中に、とろ〜りカスタードクリームを忍ばせた「ブリュレ・ブレーズド・カスタード」。まるで、クレームブリュレのような味わいが堪能できるドーナツです。

 今回、井上さんが手掛ける北海道限定ドーナツ。井上さんは、数あるご当地キャラクターの中から、札幌市公認キャラクター「ジンギスカンのジンくん」をドーナツの“顔“に選びました。

 ゆるくてかわいらしい羊の顔は、プリン味のチョコでコーティング。ビターチョコで顔を描き、ホワイトカールでふわふわの毛を表現。中身は、キャラメルとカスタードの2種を、本社での試食用に準備してきました。

 諸橋ディレクター:「どっち推し?」

 井上さん:「私はカスタード推しなんですけど、どっちにも北海道産原料を使っていて、どっちも味的にはおいしくできているので。あとはどっちが皆さんの心に響くかとか、味のバランスとか」
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札幌店での“季節限定“ドーナツの開発で、井上さんは「ジンギスカンのジンくん」のキャラクターを“顔“にチョイス。
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■“試食会“ 社長の鋭いツッコミが

 試食会には、本社の社長をはじめ、各部署の部長クラスが出席。

 漂う緊張感…。果たして「ジンくんドーナツ」は、北海道初出店の起爆剤となるのでしょうか?

 井上さん:「1個が北海道産の生クリームを使ったカスタードクリームと、もう1個が北海道産の牛乳を使ったキャラメル入りのクリームの二択になっています」
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クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンの若月貴子代表は、井上さんについて「すごい頼りにしています」
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 クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン 若月貴子代表:「このキャラメル、結構さ、子どもにしてはけっこう濃くて塩気が強い気がする」

 試食に参加している男性:「カスタードは北海道産の乳製品?生クリーム?」

 井上さん:「生クリームです」

 男性:「北海道産って言えるんだよね?」

以下ソース先で
11/11(日) 8:06
北海道ニュースUHB
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181111-00010000-hokkaibunv-soci&;p=1