砲弾事故 操作ミスで飛行コースずれる 確認せず訓練続行
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181115/k10011711931000.html

滋賀県にある陸上自衛隊の演習場から発射された砲弾が近くの国道付近を直撃して破片が車にぶつかった事故で、
砲弾の飛行コースが想定より北側にずれていることに気づかず
飛距離を伸ばした結果、事故につながったとみられることがわかりました。
陸上自衛隊は隊員たちの操作にミスがあったとみて調査を進めています。


陸上自衛隊によりますと、訓練を始める際の試験的な発射が行われ、はじめの2発は想定の飛行コースより北側にずれていましたが、目視では確認できず、
隊員たちは着弾した音の確認だけで想定どおりに飛んで目標地点の手前に落下したと判断したということです。

3発目は目標地点に近づけようと飛距離を200m伸ばすよう調節して発射したところ、目標地点から北におよそ1キロもずれ、演習場の外にいた車に被害を出したということです。

4発目を発射する際には、飛行コースを調整するための発射機のつまみが想定と違う数値に設定されていることに気づき、修正したものの、
演習場の外で被害が出ているとは考えず、訓練を続けたということです。