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生後12日の赤ちゃん、サルに襲われ死亡 インド
2018.11.15 Thu posted at 15:55 JST

デリー(CNN) インド北部ウッタルプラデシュ州アグラの警察は15日までに、生後12日の赤ちゃんがサルによって母親のひざからさらわれ、死亡したと明らかにした。

事件はアグラ近郊の村で12日午後に発生。警察幹部によれば、近所の住民は母親の悲鳴を聞き、助けに駆けつけた。サルに石を投げつけて赤ちゃんを離させようとしたが、サルが離したときには既に、顔をひどく攻撃されていた。

赤ちゃんの遺体は隣家のテラスから回収された。けがの様子から、顔をかまれたことがうかがえるという。

インドでは首都ニューデリーをはじめとする地域で、サルによる襲撃が頻発している。

デリー中心部にある政府庁舎の周辺では、数十匹のサルが木からぶら下がったり、歩道で日光を浴びたりしている様子が見られる。

デリー当局によれば、同市では2016年、サルにかまれる事案が268件報告された。

インド政府は今年、デリーの野生動物の個体数を管理する目的で、免疫避妊の試験プロジェクトを承認したと明らかにしている。

インドではサルによる人への襲撃が頻発している/HIMANSHU SHARMA/Getty Images
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