三重県議会の全員協議会が14日開かれ、広耕太郎県議(新政みえ)と山本里香県議(共産党)が県立桑名西高校で開かれた県議会出前講座で私見を展開した問題について、協議が行われた。
広県議は、環境生活農林水産常任委員長など議会内で就いている全ての役職を辞任する意向を示した。

 両県議は、議員定数を45から従前の51に戻す条例改正について、「45の条例が間違っている」などと一方的な主張のみを紹介したことについて
「議会代表として賛否バランスよく説明するべきところを、終始偏った説明をして議会の信用を傷つけた」と陳謝。
主権者教育についての見解を問われると、「有権者になる一番重要な時期の18歳生徒。主権者教育を後退させてしまい反省している」などと述べた。

 さらに広県議は、報道機関について「マスゴミだ」などと発言したことについて問われ、「意図するところが報道されずに感情的になり、高校生の前で汚い言葉で侮辱したことは不適切だった」と謝罪した。

 そのうえで広県議は責任をとるためとして、議会内の全役職辞任を表明。一部役職については、同日中に辞任が認められた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181116-OYT1T50103.html