トヨタとマツダ、米で新工場着工…地域貢献期待
2018年11月17日 21時11分
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181117-OYT1T50102.html

 【ニューヨーク=有光裕】トヨタ自動車とマツダは16日、米南部アラバマ州で新工場の建設工事を始めたと発表した。建設費は総額約16億ドル(約1800億円)、年間生産能力は約30万台で、2021年の操業開始を目指す。

 新工場で、トヨタは小型セダン「カローラ」を、マツダはスポーツ用多目的車(SUV)を、それぞれ生産する予定だ。北米トヨタのジム・レンツ最高経営責任者(CEO)は、「米国やアラバマへの大規模な投資による明るい未来の到来が待ちきれない」とのコメントを発表した。
 トランプ米大統領は、対日貿易赤字の大きな原因を自動車分野とみて、米国での生産拡大を求めている。トヨタとマツダは、新工場の稼働で4000人の新規雇用を見込んでおり、地域経済への貢献もアピールしていく考えだ。