絶滅危惧種に指定されているネコ科の動物「ウンピョウ」の毛皮製品をインターネットオークションに出品したとして、警視庁戸塚署は19日、種の保存法違反(広告禁止)の疑いで、東京都東久留米市の廃品回収業者(40)を書類送検した。「売れば稼ぎになると思った」と容疑を認めている。

 書類送検容疑は、3月6日から7日にかけ、スマートフォンから、ウンピョウの毛皮を「インテリアコレクション」「現在価格5万円」などとサイトに記載して、販売目的で広告した疑い。

 戸塚署によると、業者は毛皮について廃品回収中に同僚が入手したと説明。出品直後の3月7日、捜査員がサイバーパトロールの過程で発見し、落札はされなかった。 ウンピョウは中国などのアジア一帯に生息。環境省によると、絶滅の危険性があるとして、ワシントン条約が生体や毛皮の商業目的の輸出入を規制している。

2018.11.19 12:18
サンスポ
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