NHKニュース 11月19日20時24分

さいたま市で来年春に開校する予定の中学校をめぐり、
工事を請け負う建設会社が経営破綻した影響で、校舎の完成が開校に間に合わない見通しになり、市教育委員会が対応に追われています。

さいたま市では、子どもの増加に伴って市内の緑区に新たに「美園南中学校」を設置し、来年4月に開校する予定でした。
しかし、校舎の建設を請け負っていたさいたま市の建設会社「エム・テック」が先月、経営破綻したことを受けて、
建設を請け負うほかの企業が工事の計画を見直した結果、校舎の完成が当初の予定から5か月遅れて、来年7月末にずれ込む見通しになったということです。

このため、さいたま市教育委員会は、校舎が完成するまでの間、新入生をはじめ、
ほかの中学校から移ってくる新中2と新中3の生徒たちの授業の進め方や教職員の配置について改めて検討するなど対応に追われています。

「エム・テック」は2年後の東京オリンピック・パラリンピックで使う一部の競技会場の工事も請け負っていましたが、経営破綻の影響で先月には工事の一部が中断するなど影響が広がっています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20181119/1100004126.html