国立感染症研究所は20日、風疹患者が11日までの1週間で新たに139人報告され、今年に入ってからの累計では2032人になったと発表した。
2000人を超えるのは2013年(1万4344人)以来で、93人だった昨年の約22倍に達している。

都道府県別では、東京が前週から54人増えて716人と最も多い。
次いで、千葉294人(前週比9人増)、神奈川275人(25人増)、埼玉138人(11人増)などとなっている。
関東以外では愛知97人、大阪83人、福岡70人が目立つ。

風疹は、せきやくしゃみなどで感染する。
妊娠初期の女性がかかると、おなかの中の赤ちゃんにもウイルスが感染し、難聴や白内障、心臓病などになる恐れがある。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181120-OYT1T50045.html