権力の味は「もっと苦くなった」――。安倍晋三首相は22日、首相官邸でロシアのタス通信のインタビューを受け、こう語った。難航する北方領土交渉や政権のスキャンダル対応が念頭にあるとみられる。

 同通信のミハイル・グスマン氏によると「権力の味はどんな味か?」との質問に、首相はこう答えたという。インタビューは北方領土問題を含めた平和条約交渉や2016年に合意した8項目の経済協力プランの進展について行われた。22日中にインタビュー概要を、26日以降に全文を配信する予定という。

 首相は過去にも同社のインタビューで「権力の味は苦い」と答えていた。

2018年11月22日18時45分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLCQ5GY7LCQUTFK010.html