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架空発注で勤務先から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は27日、
詐欺の疑いでカシオ計算機元部長の柏木達雄容疑者（61）を逮捕した。
捜査関係者への取材で分かった。同社は、2007年〜15年、取引先に試作品などの
架空発注を繰り返し、約4億4千万円を流用したとして、16年12月に懲戒解雇した。

捜査関係者によると、カシオの部長だった15年3月ごろ、取引先への発注を装い、
同社から約400万円をだまし取った疑いが持たれている。

16年6月に内部告発で発覚し、警視庁に相談していた。
柏木容疑者はカシオ側の聞き取りに「遊興費に使った」と話したという。