元モー娘 吉沢被告に有罪判決 酒気帯びでひき逃げ
毎日新聞2018年11月30日 11時07分(最終更新 11月30日 11時07分)
https://mainichi.jp/articles/20181130/k00/00e/040/244000c


 酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げしたとして、道交法違反と自動車運転処罰法違反(過失傷害)に問われたアイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバー、吉沢ひとみ被告(33)に対し、東京地裁(佐藤卓生裁判官)は30日、懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 起訴状によると、吉沢被告は9月6日朝、東京都中野区で酒気帯び状態で乗用車を運転し、法定速度を約20キロ超える時速86キロで赤信号を無視して交差点に進入。横断中の男女2人に軽傷を負わせる事故を起こしたのに救護せず、現場から走り去ったとされる。
 29日の初公判で吉沢被告は起訴内容を認め、被告人質問で「翌朝に車に乗ることになっていたので酒を控えるべきだった。反省している」などと述べた。
 検察側は論告で「(酒気帯びとなる値の)5倍以上の濃度で運転したとみられ、責任は重い」と指摘。弁護側は「示談が成立している」などと主張した。
 吉沢被告は2000年に「モーニング娘。」に加入し、07年にグループを卒業した。今回の事件で逮捕、起訴され、芸能界からの引退を表明している。【蒔田備憲】