11月30日、ファミリーマートは国内全てのサークルK・サンクスの営業を終了させ、ブランド統合を完了させる。
広報担当者によると、サークルK・サンクスの営業終了にあわせて、公式Webサイトや公式SNSアカウントも12月1日から閲覧できなくなるという。

サークルKは1980年に1号店が名古屋市にオープンした。
サンクスも同年1号店を仙台市にオープンしている。
両チェーンは順調に拡大を続け、統合後の2002年には合計店舗数が6000店を超えるまでになった。

ここまでくると、サークルK・サンクスのロゴマークや店頭で使われたじゅう器などは“企業文化遺産”になっていると考えても差し支えないだろう。
創業時に販売した商品のラベルや、店舗外観を撮影した写真を大事に保存している企業がある一方、そういったものを散逸させてしまう企業もある。

(中略)

サークルK・サンクスの公式Webサイトに掲載されている「沿革」や「ロゴマークについて」というページにも貴重な情報が記されている。
まず、沿革のページには、サークルKとサンクスの1号店の写真が掲載されているだけでなく、店舗数が増えた軌跡、新サービスを導入した年、大衆薬の取り扱いを開始した年など、後世の研究者が資料として活用できそうな情報がある。
また、ロゴマークの解説ページでは、ブランドロゴの由来やカラーデザインの意図が説明されており、デザインを学ぶ学生やデザイナーにとっても参考になりそうだ。

ファミマは2011年にam/pmを統合し、16年にはココストア、エブリワンを統合している。
サークルK・サンクスに限らず、こういった数々の“企業文化遺産”はどのように保管しているのだろうか。

ファミマの広報担当者は「当社の規定にのっとり、適切に管理してまいります。ただし規定の詳細は開示しておりません」と回答した。
また、今後、外部からロゴデータや各種資料の提供を求められた場合は、該当部署と相談しながら対応を決めていくという。
残念ながら「そもそも何が保存されて、何が保存されないのか」「今後、活用される可能性はあるのか」といった点について詳細は分からなかったが、3大コンビニチェーンの一角として、ファミマには後世に役立つような保管体制を敷いていることを期待したい。

※一部引用しました。全文はソースでどうぞ

http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1811/30/l_kk_ksan13.jpg
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1811/30/news099.html
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